私が固定局のみで運用時は(2008年頃まで)可也頑張っても年間交信数は多くても5000~10000交信が限度で有った。そして其の当時の交信相手は大半が海外であった為にQSLの発行は当然だしQSLも立派な物では無かったが其れ成りの物を(QSL専門の業者が印刷したもの)使用していた。それでも海外の交信した局からの送られて来たQSLを受け取る時には何時も申し訳ない気持ちに成った。全てでは無いが海外から来るカードはデザイン質共に可也気合の入った物が多い。大体海外の局でDXを遣る様な層は可也の富裕層が多く(日本の様に全体の構成比の中で極一般的な庶民が可也のウエイトを占める国は少ない様に思えた)其れ故にカードは全体的に立派なコストを掛けた物が多い。
私が2008年の後半にリタイヤして時間を持余す様に成ってから少し移動運用を始めだすと年間の交信数は飛躍的に伸び始め年間交信数は15000交信を下回る事は無くなり、一番多くカードを発行した2011年の沖縄、離島、九州本体、隠岐の移動運用時には約22000を越す交信数と成り、更に其の年の秋の3,9,0,1エリヤの遠征と固定局での交信数をを合わせた交信数は44000を超えた。当然カードの発行も同数と成ってカード代も20万円近く掛った記憶がある。流石に退職した身分としては此の負担は馬鹿に出来ない状態に成り、少しは考えねばと思う様に成った。
調度其の頃から「道の駅」の移動運用が活発になりアワード規約からQSLカードに道の駅のスタンプを押す必用からコストダウンと言う寄りスタンプを押す為のスペース確保とカードを印刷前にスタンプを押す必要が有った事が主たる要因と思うのだが移動運用局が無地のカードを多用し始めた。最初、私は全くアワードには興味が無かったので其の手のカードを貰った時に正直、物足りなさを感じたが自分が本格的に移動運用する様に成った時、コスト削減の為に無地のカードの導入を考えた。
其の後の移動運用は保々全数、此の手の無地の用紙にして印刷コストを下げる為にモノクロのレーザープリンターを使用してカードを製作しているが其の事に寄りカードの1枚当りの紙のコストは半分以下に成り、印刷コストはリサイクル・トナー1個(約3000円)でカードを10000枚以上、印刷出来るので四分の一以下に成った。ただ仕上がりは何のインパクトも無い安っぽい出来上がり、貰った相手も私が此の手のカードを手にした時に最初に感じた以上に物足り無さを感じる事であろう。従って対応策として移動運用は前記のカードを固定局での国内交信とDX交信は従来通りのカード会社で作った物を使用した二本立てで暫くは行く事に決定した。
先日から印刷した2500枚程の白地に黒字で印刷した単調なカードを整理しながら「申し訳ないな?」との思いが募った。現在のプリンターが故障したら中古のカラーのレーザー・プリンターを手に入れ少しは改善したいと思っているが流石に業務用のプリンター既に6万枚を印刷したが暫く壊れそうに無い。うかうかすると此方の方の御迎えの方が早いかも知れない。