今回の3Y0Jとの交信には可成り苦労するのでは?の予感はあったが、18MHz帯(CW)での信号は思って居た以上に強力で交信には可成りの時間は掛った物の幸運も伴ってか?御本尊の本格的な運用開始から24H以内に交信する事が出来て大喜びした。
此れは先回の1990年に運用された時でも、当局は此の様な順調なスタートでは無かった事なので私は一寸、有頂天に成り過ぎた。私は前回のDXペディション運用時(1990年)に7,14,21MHz帯に寄る交信を達成して居たので今回は10,18,24MHz帯狙いが第一義なので『此の次は24MHz帯狙いで行こう』との作戦で臨む予定にして居たが先週の天候悪化で其の時点でのインターネット上の情報筋で『今回の運用は10,14,18,21MHz帯の運用に成るらしく然もワイヤーアンテナにベアフットの運用』との情報が流れた段階で『あれまぁ~!!』状態に成った。
そして此の情報を裏付けるかの様に過去の大型DXペディション局なら王道の14MHz帯から運用が開始される事が多く、又各周波数帯別の電波伝搬状況から考えて全世界に対して終日保々何処かにパスが開ける一番運用効率の良い7MHz帯の運用情報等が各DXクラスター情報にアップされない事が私には不思議でならなかったし今回の3Y0Jの本格的なQRVは10MHz帯や18MHz帯から行われ(私のワッチ感覚)矢張り異例とも思われるスタートに私は『此れは本当に24MHz帯の運用は無いかも知れない!』とガックリポン状態に・・・・・其れに約1週間近くを掛けて事前に行っていた3.5MHz帯や1.8MHz帯のアンテナ作業は完全に無駄に成って仕舞うのか??と思うと空しい。
然も彼の地からの電波は日本時間の日中帯にはDXクラスターに殆どアップされて居ない状況、若し日本で信号が受信出来なくても御本尊が運用して居たら世界中の局が固唾をのんで聴いて居る筈で信号が確認出来れば必ずDXクラスターに情報がアップされる筈で其の事が無かったのは本当に不思議な感じ?今回のDXペディションは如何やら私が想像していたもの寄り可成り厳しい状況下で行われている感じがする。(私は前回の運用状況から今回は島へ上陸出来るか如何か?が問題で上陸さえ出来れば実際の運用面では問題は無い様に想像して居た。)
此れが現実だとすると当局の作戦も変更せざるを得ず現在、御本尊が連日運用して居る21MHz帯を中心のワッチに切替えて臨んで居る。信号は比較的安定して聞こえて居るが此処数日間に及ぶ5エレ・モノバンド八木に『下手な鉄砲 数打ちゃ当たる戦法』で弱小ピストルの乱射(合計で8時間くらい)を行ったが此れは無駄に終わって仕舞ってい居る。
又 10MHz帯の御本尊の信号は何回か待ち受けワッチで確認出来たが当局では信号がノイズ・レベルの中を浮き沈みする状態で安心して呼掛ける事が出来ず交信には至らない。此の様に相手の信号が弱くコンディションが良くなるのを当ても無く待つ時間帯も辛いが信号が聞き辛く呼掛けが出来ない事は未だ諦めも付くが相手の信号がガンガン受信出来て必死のパッチで呼掛けて居るのにコールバックが無いのはもっと辛いが致し方無し、此処は只管 頑張るしか無い。