パワースポット

明治神宮の御苑に来ました。

ここは時期に来ると花菖蒲がとっても美しいところです。が、勿論今は何にも咲いてません。かと言って紅葉にも早過ぎたようで、見頃は１１月初旬くらいからだそうです。

で、今ここが時ならぬブームになっているということです。なんのことかと思ったら、どうもこの《清正井》が昨今パワースポットとして有名なのだそうです。今日もちょっと気が向いたので散策していたら、庭園の奥に行列が出来ていました。でも、昔からここを知っている身としては「ふ～ん…」てなもんです。

まあ元々ここは、かなり綺麗な水が今でもこんこんと湧き続けている場所で、それが御苑の中心にある南池という大きな池の水源になっていますから、それを見ているだけでも清々しくなれます。それに、周りの木々の雰囲気も他の場所とはちょっと違った感じがするところではありますから、そう言った意味ではパワースポットという言われ方をされていることに関しては、あながち間違ってはいないのでしょう。

まあ、こういうことも『○○○の△△△も信心から』ということがありますから、信じるか信じないかは貴方次第です（どっかで聞いたようなオチだな…）。

荘厳

明治神宮一の鳥居です。迫力あります。

この先、社殿まで続く豊かな森は、何と１００％人工の森なんだそうです！明治天皇をおまつりする神域とすべく、更地の状態から何十年計画で植林を繰り返して作り出した森だということですが、そんなことを微塵も感じさせない見事な極層林が拡がっています。昔の人の技術と感覚って、本当に素晴らしいと感服するばかりです。

ここから先は神域なので、撮影・投稿行為は控えます。

貴重

お馴染み原宿駅です。素敵な駅舎ですな。

こういう風情ある駅舎がどんどんなくなっています。都内でまともに残っているのは、もしかしたらここだけかも…。

…橋？

建て替え中のキディランドの工事現場のすぐ先の横道に入る角に、この『参道橋』と書かれた石柱が立っています。実はこの３～４メートル先にもう一つ石柱が立っていて、こちらにも『さんだうばし』と書いてあります。御存知でしょうか？

橋…ってったって、主立った水辺は見当たらないのです。ところが、今でこそ道ですが、ここには昭和３０年代までちゃんと渋谷川という川が流れていたらしいのです。その上に蓋をした…つまり暗渠（あんきょ）になっているわけです。

かつて東京オリンピックが開催されるにあたり、いろんなところを整備しなくてはならなかったのですが、その一つとして国立競技場近辺の下水道の敷設が急務だったのだそうです。でも残された準備期間が少なくなってしまっていたことに関係者一同頭をいためていた時、とてつもないアイディアが飛び出しました。それが『渋谷川を下水道として利用し、蓋をしてしまう』という何とも大胆なものだったのだそうです。すごいですねぇ

今は見えなくなってしまったかつてのせせらぎの記憶を、この石柱達だけが表参道の喧騒の中でひっそりと伝えてくれていたのでありました。

ここも久しぶり

今日は仕事で表参道に来ました。

神宮前歩道橋の上から撮ってみました。画面奥が明治神宮で、この背面に私の嫌いな建築物の一つ、表参道ヒルズが建っています。

時折雨のそぼ降る微妙なお天気ですが、折角神宮前にいるし仕事もぱっぱと片付いたので、お参りしていこうと思います。