共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

残念な人達

2011年10月20日 18時23分33秒 | 日記
先日、楽器店のロビーに置いてある絵本を投げたり頭叩いたりして粗雑に扱ったいる小学校3、4年生の女の子達(!)に注意したところ、その子達から「はあ?なにアンタ?」と逆ギレされました。

私はとっさにこれは放っておくのはよくない…と思い、まあ私も空き時間でヒマだったので、「君ら、誰に向かって口きいとるんだ?!」から始めて、軽くお説教をし、尚且つその子達が故意に損傷した本の表紙をテープで貼って修復させたのです。その時はその子達も殊勝にしていましたので、その場で再度注意を喚起して収めました。

そしたら今日、2階にある教室で準備を整えて練習していたら、1階の受付から何だか騒がしい声が聞こえるので何だろう?と思ってそ~っと降りていったら、先日注意した子の一人がお母さんと立っていたのです。で、一通り柱の陰で聞いていたら、どうやら彼女達の中で私に不当な体罰を受けたことになっていたみたいで、やれ責任者をだせだ何だとわめいていたのです。

私は過去にもこの手の捏造事件をでっち上げられたことがあるので、さして気にもせずに部屋に戻りました。そしたら社員が部屋を訪ねてきて「どういうことだ?」と聞いてきたのです。だから事実を淡々と述べて「あの子は嘘を言っている」と答えたのです。

それを聞いて社員の言うことには

「教育よりも生徒さんはまずお客様だし、我々もサービス業なんだから、とりあえず今下に行ってお母さんに軽く頭下げてよ。」

ハイ、プッツ~ンε=(`皿′メ)そして、相変わらずの剣幕で怒っている母子のもとへ…。

私の顔を見た途端、娘は「なんでアンタがここにいるの?」みたいに顔をひきつらせて黙ってしまいましたが、母親が一人でどういうことか説明しろ…と迫ってきたので、とりあえずそれには耳を貸さずに娘の方に向かって目を見ながら

「さあ、ではあの日あのセンターでなにがあったのか、冷静な頭で一から検証しましょう。まず、きっかけとしてあなたはあの時、お友達と一緒になって何をやっていたのでしたっけ?…」

というところから始まって、本の修復をしたことまでを、娘と一緒になって克明に再現して見せました。結果、娘の嘘の報告はその真実がは白日の下にさらされ、最終的にはクレームを言いに来たはずの親子が、我々に揃って謝るハメになったのでした。

ホント、姑息なことってするモンじゃありませんね。そんなつまんない嘘なんかつかずに大人しく反省していれば、要らん恥もかかずに済んだのに…本当に残念な出来事でした。

コメント
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