東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ベロペロネ

2017-06-09 | 季節の花
  突然のヘンな名前、
  日本名はコエビソウ(小海老草)。
  どう見てもエビそのもの、
  ベロペロネ、、、美味しいのかな。


  

     苞とよばれる赤褐色の葉が鱗状に重なり合い湾曲し、エビの胴体のような格好に。




  

     エビの胴体ような部分は「花序」とよばれ、
     その間から顔をのぞかせるように実際の花が咲きます。




  

     メキシコ原産、低温下ではあまり育たないらしい。
     日本では道ばたの雑草としてごく普通なキツネノマゴと同属だそうで、
     あの小さな花と同じ属だなんて花は分からないね。




  

     ここは向島の「木母寺」、
     おばちゃんたちの花園、東白鬚公園とは塀一枚で隣り合わせ。
     一歩境内に入るとぐっとシックに。




  

     木母寺といえば「梅若丸伝説」です。

     京の都から拐かされて連れ回され、衰弱して倒れた12歳の子ども梅若丸と、
     拐かされた梅若丸を捜し尋ねて狂女となった、母、花御前の悲しくも切ない話。

     12歳の梅若丸がいまわの際に、「たづね来て 問わば応えよ都鳥 すみだの河原の露と消えぬと」、、、
     母が、自分を探して尋ねて来たら、隅田川の辺で息絶えた…と教えて欲しいと。

     この母子の情愛溢れる悲しい物語は、能楽、浄瑠璃、歌舞伎、謡曲、絵巻物、絵草紙等で
     「隅田川」として、多くの紅涙を絞る人気の演目として語り、演じ続けられています。

     梅若丸が辿り着いたとされる場所は現在の東白鬚公園付近では?と推測され、
     木母寺の境内には空襲での焼失を免れた梅若堂が安置されています。


                                                5月31日 木母寺
          


     今夜はお月見なんかやっていたのでUPが遅くなってしまいました。
     雷雨注意報なんか出てるのにお月見もないもんだけど
     空を見たら青空が出ている、ひょっとしたらひょっとするかも。
     果たしてストロベリームーンは見られたかな?、、、明日ね。

コメント (2)
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