東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

吉原から金美館通りを帰る

2019-08-30 | 散歩
  京町公園は吉原大門から入ると出口の近く、
  まあ出口と言っても江戸の頃は大門だけが外界と通じていたけどね。
  時は流れ出口が外の世界とつながると道は「水道尻」の名に、上水道の終点だったから。
  そこから吉原を抜けると金美館通り、さらに根岸へとつながる。


  

     京町公園を抜けたお歯黒ドブ跡のまっすぐな道をズドンと行くと
     吉原神社前に出る、道はこの辺から水道尻と呼ばれ国際通りを渡って金美館通りとなる。




  

     「吉原神社」は、域内にあった5つの稲荷神社と弁財天を明治5年に合祀したもの、
     弁天さまだけはちょっと離れた吉原神社奥の院と言われる場所に吉原弁天として祀られている。




  

     鳥居の横には狛犬もいる、
     阿形、犬でもなし獅子でもないようなちょっと異国風。




  

     吽形の狛犬。
     オオカミのようにも見えるね。




  

     境内にはこんな像も見られる。
     仁王様だろうか何となくそれっぽい、口元も阿形、吽形となっているしね。




          

          吉原病院を過ぎて花園公園、かつて花園池(弁天池)があったところ。
          江戸初期この辺は湿地帯だった、明暦の大火で焼けた吉原を移すため埋め立てたが
          埋めずに残った池は大きくこの辺り一帯に広がっていた。
          関東大震災の折り遊女を含めたくさんに人たちがここへ逃れてきたが
          力尽きて焼死・溺死した人490人と言われている。
          花園公園。小さな公園があってそのトイレ、銭湯じゃないよ。




  

     ちょっと歩いて、、、この辺は"分"ではなく"歩"で数えたい距離、
     数十歩歩いて吉原弁天。
     壁の絵が白く消されていた、新しい絵が描かれるのかな。
     数日前に見たらまだらだったけど今日は真っ白に上塗りされていた、
     近く描かれそうだねヒマなとき見に行こう。




  

     さらにちょっと歩いて国際通りに出る前、道路にネムノキの花が落ちていて
     上を見たら今まさに咲いている。
     これも狂い咲き?二度咲き?、いろいろな花が時季外れに咲いている。




  

     口を開けて上を見ていたらクロアゲハが飛んできた、
     どこかに花がないかと見ていたのだろうね。
     ネムノキの花から蜜を吸うって難しいのじゃないのかなぁ。




  

     国際通りを渡って金美館通り、これからいつもの通勤路を帰る。
     オリンピックかと思ったらラグビーだった、
     日テレ朝の情報番組の女子アナたち無茶苦茶はしゃいでいる。
     メインキャスターは番組を放り出して取材に飛び出していった、
     日テレで放送するのかな。


     今日30日は旧暦の「八朔」、八月朔日を略して八朔(はっさく)と。
     家康は八月一日に江戸城に入城したとされ江戸幕府では正月に次ぐ祝日で、
     各大名は白帷子(しろかたびら)に長袴と威儀を正して
     同じ衣装の将軍に拝謁しお祝いの言葉を述べたという。

     吉原では、武家社会をまねて八朔を大々的に祝う風習があり、
     この日の遊女たちはみんな白無垢を着て、
     メインストリートの仲の町通りで花魁(おいらん)道中を行ったという。

          data: EOS70D/EF17-40mm 1:4。 撮影 8月26日 吉原のお尻のあたりをぶらり
          
コメント (2)
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