長命寺までは一本の道路に並んでいるけど
これからはバラバラ、どう行こうかな。
多聞寺が一つだけ離れているから先に行って
帰って白鬚神社へ行こうかな。
多聞寺(たもんじ)=毘沙門天
ここには本尊として毘沙門さまが祀られています。
震災にも戦災にも遭わなかったので古い町並みと共に
昔日の面影が偲ばれます。
山門は木造茅葺(かやぶき)切妻造四脚門の様式で
多聞寺に残る唯一の江戸期木造建築であり、
墨田区内最古の建造物と考えられます。
山門の屋根の茅(カヤ)は頻繁には交換せず、
一番下には昔のものがそのまま残っているそうです。
かつては今の隅田川神社の近くにあって隅田寺といい
本尊は不動明王だった、後年多聞寺と改め毘沙門天を祀るように。
狸にまつわる伝承があることから「たぬき寺」とも呼ばれます。
多聞寺の狸塚
かつてこの辺りは大きな池があり樹木や雑草が生い茂り
狸や狐たちが住んでいて村人や旅人にいたずらをしていた。
和尚は追い払おうと本尊の毘沙門天に祈り続けました、
ある夜毘沙門天に仕える童子が現れて化けて出てきた大狸を
追い払ったところ朝になって大狸は庭で死んでいました。
和尚は憐れに思い狸塚を作ってその霊を慰めたそうです。
白鬚神社(しらひげじんじゃ)=寿老人
祭神は猿田彦命で隅田川沿いの道祖神として信仰されてきました。
江戸の風流人、文化人の詩碑、墓碑などが数多く残されており
向島百花園のすぐ近くにあります。
正月三が日はあっちの入口もこっちの入口も
長蛇の列で近づくのも難しいくらい。
百花園の近くなのでよく行くけど
私の目にはなんてことない神社なんだけどなぁ。
派手な夏祭りがあって「向島の夏はここから始まる」
ともいわれているお祭りです。
一度知らずにぶつかったことがあるけど
縁日の屋台は延々と百花園前まで続き
浴衣姿の子どもたちでメチャ混んでいました。
次回はその百花園へ、百花園に七福神?
それがあるんですよ「福禄寿」さんが祀ってあります。
data: PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影 1月4日 多聞寺~白鬚神社