東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

奥浅草散歩・待乳山聖天

2017-06-15 | 散歩
  しばらく花が続いているので飽きてきた、
  とは言っても花は次々咲いてくるけどね。
  気分転換にここらでちょっと一休み、
  ぶらり散歩をと近くを歩いてみました。


  

     浅草からちょい北の方、待乳山聖天(まつちやましょうてん)。
     隅田川沿いにあって、このあと今戸神社と山谷掘を歩くけどみんな数分の距離。




  

     太古の時代から浅草台地の微高台で待乳山、山というか丘というかそんな場所。
     ご本尊は大聖歓喜天、紋章には二股大根が。
     二股大根は無病息災、夫婦和合、子孫繁栄をそれぞれ意味し、ご利益があるとか。




  

     お願いが叶ったらお礼に大根をお納めする、社務所でも売られていた。




  

     ここのウリはモノレール、下の駐車場と往復。
     誰か来ないかと待っていたけど平日の朝方なので誰も来ない、
     かくなる上は自分で乗ってみよう、
     ドアの開閉、発車ボタンはエレベーターと同じでボタンをポチ!。




  

     下の駐車場から今降りてきた方を。
     飛鳥山にもミニモノレールがあるけどここのは半分くらい
     1分もかからないくらいで終点。

     言伝えによると飛鳥時代、6世紀後半の推古天皇の頃、
     突然土地が盛り上がり金龍が舞い降りて待乳山が出来たのだとか。

     それはまぁともかくこの待乳山、平地にポッコリと盛り上がった地形のため見晴らしが良く、
     江戸時代には人気の景勝地として多くの浮世絵や詩歌にもうたわれました。

     「待乳山聖天」は歓喜天さまの、エロスの神社、
     「夫婦仲が良くなる」と言われお詣りする人たちが絶えないけど
     次に歩くのはその前の段階
     良縁に恵まれますようにとお願いに来る人が多い 「今戸神社」へ向かいます。


                                        6月5日 奥浅草散歩・待乳山聖天
          

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ふわふわ、もふもふ、スモークツリー

2017-06-14 | 季節の花
  これも不思議な花、、、と言いたいけど花ではなく
  花のあと花の軸部分(花柄)が長く伸びて羽毛のようになり、
  もふもふした見た目になります。
  英名のSmoke tree(スモークツリー)をそのまま、ウルシ科の木です。


  

     花後、雌株は花の軸部分(花柄)が長く伸びて羽毛のようになり、
     もふもふした見た目になります。 (雌雄異株)
     この花穂が煙のように見えるところから、スモークツリーと。




  

     いうなれば建物ギリギリに植えられているのを
     二階のベランダから撮る、、、みたいな感じで自由が利きません。




  

     ちょっと無理して下の植え込みから。




  

     おネエさんはここの学芸員スタッフ、運営母体が変わったので
     スタッフも一新され前のスタッフはいなくなってしまった。
     新しいスタッフとは仲良くしておかなければならないので
     この日は言葉を交わし友達になっておいた。

     先々代のスタッフはここを離れるにあたって
     私が旗を振って近くの焼き鳥屋で送別会をやった。
     ま、それくらい仲よくしておくと行ったときに話が弾むからね。

     それはまあともかく、おまけにもう一つヘンな植物を。




          

          根も葉もない話、と言いたいけど葉はあるみたい。

          サルオガセモドキ(パイナップル科)。
          根は全くないかごく短く存在する、葉は線形で、長さ3-5cm、径1mm以下。
          無性増殖していった結果の姿で、花は咲くが地味で目立たない。
          樹木などに引っかかって育つ、雨水や霧などから水分を摂る。
          ではこのもじゃもじゃは何だろう?。

          温室の木にぶら下がっていた、
          温室というところには何があるのか分からない魑魅魍魎の世界だね。


                                             6月4日 都市農業公園
          

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ビヨウヤナギと楊貴妃

2017-06-13 | 季節の花
  ビヨウヤナギは未央柳と書く中国原産の花、
  中国では金糸桃と書くようです。
  楊貴妃はいろいろな花に例えられ有名だけど
  このビヨウヤナギにも楊貴妃にまつわる話がある。


  

     唐の長安の宮殿「未央宮(ビオウキュウ)」、玄宗皇帝が楊貴妃と住み愛した宮殿。
     白楽天は「長恨歌」に「未央(ビオウ)の柳」と詠み、楊貴妃の美しさを称えている。

     「太液の芙蓉未央の柳此に対ひて如何にしてか涙垂れざらむ」
     太液の池の蓮花を楊貴妃の顔に、未央宮殿の柳を楊貴妃の眉に喩えている。




  

     「柳眉(りゅうび)」とは、細い眉の美人を言う語であり、楊貴妃の美しい容貌を連想させる。
     「柳眉を逆立てる」、、、美女を怒らせないようにしましょう。




  

     江戸時代に中国から渡来したと考えられています、
     中国では金糸桃と呼び、おしべがまさに金の糸。




  

     北原白秋の短歌に
     「君を見て びやうのやなぎ 薫るごと 胸さわぎをば おぼえそめてき」 があります。




  

     楊貴妃は桜にもその名を遺し、楊貴妃桜と。
     また、玄宗皇帝は楊貴妃が酔って寝たあと、
     まだ眠そうな顔で現れたときその美しさをハナカイドウに見立て、
     「これ真に海棠の睡り未だ足らざるか」と詠んだとされます。

     玄宗皇帝は楊貴妃の美しさに溺れ政を疎かにし
     このあと次第に唐の時代が没落していくので「傾国の美女」という言葉が生まれました。

     「美容柳」と書くこともあるらしいけど
     これはやっぱり「未央柳」でしょうね。


                                             6月4日 都市農業公園
          

 
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小さな花がぎっしり

2017-06-12 | 季節の花
  バラ科の小さな花ニワナナカマドが真っ白に、
  ピンクの花はキョウカノコ、
  そしてシモツケと、似たような仲間の花が満開。
  みんなバラ科の花なんですね。


  

     ニワナナカマド
     小さな花がいっぱい、虫さんもいっぱい来ます。




  

     全部咲くよりこうして小さな玉っころがついていた方が好き、
     花が無ければ実みたいね。




  

     ナナカマドは七回カマドで燃やしても燃えないと言われるほど硬い木、
     ナナカマドは見たことないけどニワナナカマドとほとんど同じとか。




  

     花をよく見ると梅の花に似ている、
     やっぱりバラ科の花ということか。




  

     キョウカノコ(京鹿子)
     「京鹿子」とは京都で染めた「鹿の子絞り(かのこしぼり)」のこと。
     絞り染めの一種で、鹿の斑点のような模様をぎっしり並べたピンク色の絞りのこと

     江戸時代後期の町娘に流行った鹿の子結綿、かわいいですね、
     あれが見たくて時代劇なんか見ているのは、誰だ。




  

     シモツケ。
     シモツケ(下野)の国、栃木県で初めて見つけられたとか、
     中国から日本全国で見られます。

     花はキョウカノコにそっくり、葉で見分けるが
     シモツケソウというのがあってこれがまた難解。
     キョウカノコとシモツケとシモツケソウを見分けられたら
     私はもう尊敬しちゃう。

     ちなみに私は見分けられません!
     威張ってどうする。^^;

                                              6月9日 向島百花園
          

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パッションフラワー

2017-06-11 | 季節の花
  日本語で言うと、漢字で書くと「時計草」ですね。
  この頃は「時の記念日」というのをあまり聞きません、
  身の回りにあまりにもたくさんあり過ぎて
  時計というのをあまり意識しなくなったからだろうか。


  

     これも訳の分からない花ですね、不思議な花です。
     時計草=パッションフラワーとも。




  

     英名 passion flower は「キリストの受難の花」の意味で、
     異教徒にはキリストが磔にされた姿に見えるという。




  

     花弁が5、ガクが5、同じ色同じ形なので10枚の花弁に見える。




  

     中央アメリカや南アメリカの熱帯・亜熱帯域が原産地だが、
     つる性なので何にでも巻きついて高く昇っていく。
     都市農でもツルバラの場所を奪って頭の上に咲いている、
     これはもう完全に日時計だね。

                                             6月4日 都市農業公園
          


     石町(こくちょう)の鐘

          

          日本橋・小伝馬町の「時の鐘」。

          江戸城で打ち出す”標準時”の太鼓を聞いて時を打つ、
          江戸城に近いここの鐘がまず最初、
          その鐘の音を聞いた近くの街の「時の鐘」がまた打ち出す。
          時差が出ますわね、細かいことは気にしない。

          花の雲 鐘は上野か浅草か   芭蕉44歳の句だそうです。


          捨て鐘といってまず3つ鳴らす「これから時刻を知らせるよ~」、
          そのあと時刻分だけ鐘を打つ。

          この鐘の音が聞こえる範囲の住民がお金を出し合い
          鐘を衝く人の給金にしたようです。

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