ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

自民党の憲法改正案は欺瞞的

2019年06月28日 | 社会
憲法が言及する国の組織は、天皇、国会、内閣、司法です。
内閣は総理とその他の国務大臣で組織します。
しかし自民党の憲法改正案によると、国務大臣の一人である防衛大臣の下に属する自衛隊(陸自、海自、空自)だけを取り上げ、第9条の2を設け、自衛隊を保持するとしています。
しかも、自衛隊の指揮監督者は、防衛大臣ではなく、総理となっています。
一方で自衛隊の行動は国会の承認その他の統制に服するとなっています。
 
憲法について真剣に考えず、ただ自衛隊否定論を封じるために憲法に自衛隊を追記することにしたため、軍その他の戦力を持たない、しかし自衛隊を持つというわかりにくい憲法改正案になっています。
 
自民党はよく自衛隊は軍であると言います。
実は自民党は軍その他の戦力と自衛隊の違いを明確にできていません。
言葉が違うだけです。
 
違いを明確にしないまま、現在の戦国大国時代、自衛隊を動かしているとやがて自衛隊は強大な軍になります。
実はこれが自民党の意図でしょう。
欺瞞的です。
 
現在のアメリカ、中国、ロシアなどの軍事力強大国が、今後どうなるかよく考える必要があります。
つまり彼らの軍事力が人類のためになるか害になるかです。
強大国が威張り続けるなどということはないと思います。
軍事力を追及している国は疲れるだけです。
人心も荒れます。
 
世界に一目置かれる国とは生活・生産環境改善、技術開発と生産に注力している国だと思います。
 
戦後の平和日本は理想的な国でした。
生活水準は大いに上がりました。
今の日本は強大国の後を追う疲れるだけの国になりました。
貧困層が拡大中です。
自民党は保守をこえ、復古になってしまいました。