Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

練習試合

2011年12月24日 | 卓球
 巷はクリスマスイブ家族や恋人と過ごす楽しい時間
 卓球界は,関東選抜 全国選抜を目指すチーム同士が根性と技術で激しくぶつかり合う期間

 どちらとも縁が薄い淋しい年末であるhorori

 こんな時は取りあえず練習試合で気持ちを盛り上げるしかない!

 昨日は隣のC高と合同でバスを借り,Y市まで遠征した。bus

 そこそこ頑張って良い試合が出来たので満足niko 今日は予定通り疲れ休み。

 一方息子の学校はM高と今日練習試合をするという。新人戦の初戦で苦杯をなめさせられた憎き相手だ。さて,どんな試合になるのだろう?心配半分,興味本位半分で行ってみることにした(結局こんな風に休日も卓球なんだよなあ・・・)。hekomi

 
 リベンジするべき学校に対して,息子のチームがどんな風に立ち向かうのか 楽しみにしていったのだが,見事に期待は裏切られたhi

 普段一生懸命フットワーク練習や多球練習で打つ練習やってるのに,試合となると肝心なところで守ってしまうヤツ・・・・ 腰痛を抱えてプレーに精彩を欠いてるヤツ・・・・・ 相手が変則的なボールを送ってくるとすぐにペースを乱し,投げやりなプレーをするヤツ・・・・

 そして何よりも声が出てない! プレーに気迫がこもっていないのだ

 監督の先生と二人で,ああでもないこうでもないと語りながら試合観戦し一日を過ごした後,息子も含め選手諸君に語らせてもらった。「君たち,練習試合の意義を誤解してるよ」と。

 練習試合の意義については,練習してきたことを試すことや実戦経験を積むことなどが挙げられるだろうけれど,私は,自分にとって不愉快な経験をすることが一番大事だと思っている。

 つまり,練習では受けたことのないような球質のボールを打たれたり,やられたことの無いような戦術で攻められたりして,ボコボコにやられることが大事なのだよ。

 つらく心折れそうになるけれど,そこを耐え,一本でも多く返そうとする。必死になって少しでも対応できるよう努力するから,自分の精神と技術が向上するのではないか。気持ちよくプレーして余裕で勝つ練習試合なんて意味が無い。何試合やっても自分の向上にはつながらないよ。

 だから,相手が強くて(あるいはやりにくくて),心がくじけそうになった時は強くなるチャンスなんだよ。ふてくされたり,落ち込んだりしてる場合じゃないんだ。むしろ相手に感謝しなければいけないんだよ。

 選手たちは真面目に聞いてくれたが,本当にわかってくれたかなあ?

 特に息子! 父は 君にこそ この事を わかってもらいたいんだよ!