Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

さよなら相棒

2014年10月25日 | ノンジャンル
 川越市の郊外にある霊園にやって来た



小畔川沿いの長閑なところ
この夏突然旅立ってしまった青春時代の相棒
彼は今日からこの地に眠る

 あの悲しみの日から2ヶ月 今日は彼の納骨の日だ

本来なら家族だけで お見送りを行うはずだが,奥さんにお願いし,参列させてもらった。

祭壇には穏やかにほほ笑む彼の写真が掲げられた

真新しい墓碑に寄り添う彼の奥さんと息子さん
早すぎる突然すぎる別れだった



園内はまるで庭園のように整備されてとても綺麗


 儀式を執り行った後,親族のお食事会にも参加させてもらい,ご家族の方々とお話しした。ご両親は80歳を越えられたが,矍鑠としていらしたのが幸いだった。一歳下の弟さんは,大学時代の卓球仲間の一人,伴っていらっしゃった娘さんが中学で卓球を始めたと嬉しそうに語っていた。

 親族の間でも彼は人気者だったようで,さまざまな思い出話に泣いたり笑ったり・・・・・楽しい時間を過ごさせてもらった。

 奥さんは,気丈にふるまっていたが,まだまだ気持ちの整理はつかないだろうなあと思う。「無理しないで,周囲の人の力をかりて下さいね」とお伝えした。

 息子さんはこれから大学受験を迎える。「しっかり頑張ってね」手を差出し,激励の握手を交わした,その時だった。

あ・・・ この感触!!

     太い指,分厚い掌・・・・逞しい生命力が伝わってくるような力強さ

紛れもなく アイツの手だ!!



・・・・そうか,これからは この子が この手で人生を切り開いていくのだなあ・・・



早いか遅いかの違いはあるが 人はやがて年老いて 去っていく

でも それを 悲しんでばかりいても 仕方ない

去っていく人々の代わりに 新しい人々が生まれる

新しい人々のために 新しい時代はあるのだから


まぶしい秋の青空を見上げ,アイツに呼びかける

 この子たちの未来 しっかり見守ってくれよ   さよなら 相棒!
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