Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

剪画に挑戦

2024年06月23日 | ノンジャンル

 最近はSNSで昔の知人と交流する機会が多い。大学の卓球部でもlineグループが複数あり、①年上の先輩方が中心のグループ、②同学年のグループ、③年下の後輩たちが中心のグループがある。

 先日、①のグループで情報があり、3学年上の先輩が剪画の展覧会に出品していて、ワークショップ(体験コーナー)も担当されるとのこと。剪画には前から興味があったので、参観してみることにした。

剪画とは、いわゆる「切り絵」のことで、黒い紙をナイフで切り抜き台紙に貼って完成させる絵画のことである。

※日本剪画協会のホームぺージ http://www.senga.or.jp/index.html に 詳しい情報があり、以下のような作品を見ることができる

 会場で何十年ぶりかで先輩と再会。早速剪画づくりを体験させてもらう

何種類か用意されている型紙から、自分の好きなものを選び、黒い紙にのせて絵を切り抜いていく。

細かいところは、シロウトには難しい

1時間半くらい頑張ったが、全然切り抜きが進まない💦 先輩は「適当に端折ってもいいよ~」とおっしゃるが、

どこをどう端折れば良いのかも なかなかわからない

それでも とりあえず どっかで終わらせなきゃ ということで なんとかケリをつけた。

木の枝にとまっているカワセミの図

今日は そんなに上手くは出来なかったけど またチャレンジしてみたいな~

左端Suさん、中央が剪画を指導して頂いた先輩

体験には、私の他にも3人の先輩方が参加。この後はみんなで飲みに行き旧交を温めた。

 

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可愛い見た目なのに…(ナガミヒナゲシ)

2024年04月16日 | 身近な植物

季節は春。桜は満開から散り際へ、菜の花はまだまだ花盛り🌸

Suさんのアパート近くにある国分川沿いの遊歩道

そんな中、これから花盛りを迎えるのが、この花

和名はナガミヒナゲシ(長実雛芥子)、ケシ科の一年草で原産地はヨーロッパ地中海沿岸。1960年ころ輸入穀物などに紛れて渡来したと推測され、2000年以降全国に爆発的勢いで拡散したらしい。私の記憶でも千葉県では、1990年代はたまに見かけるくらいだったが、2000年くらいからあちこちで見かけるようになった気がする。

花弁は4枚、ケシの仲間共通の特徴である。ちょっと気を付けていると、道ばたや空き地に、オレンジ色の花がたくさん咲いているのをみつけることができる。園芸植物のアイスランドポピーが野生化したものなのかなーと思っている人もいるかもしれないが、別種である。

これが園芸品種、アイスランドポピーの花

両者の葉と花は似ているが、果実(種の入れ物)の形が全然違う

アイスランドポピーの果実がこれ

ナガミヒナゲシの果実は細長い(だから長実)

一見したところ、「オレンジ色の可愛いポピーが咲いているな」という印象を受けるが、実はこの花「生態系等に大きな影響を与える外来植物」として、各自治体から危険性を指摘されている厄介者なのだ。

まず注意するべきは、ナガミヒナゲシにアルカロイド性の有害物質が含まれいるということ。そのため素手で茎を触ったり折ったりすると、手がかぶれるおそれがある。草餅に使われるヨモギとも似ているので、間違えて口にしないようにと警告している自治体もある。

次に「アレロパシー活性」が強いということ。アレロパシーとは植物が化学物質を放出し、ほかの植物の生育を阻害する性質のこと。農地や花壇へ侵入すると、他の作物や植物を駆逐してしまう恐れがあるので、見つけたら早急に駆除する必要がある。

 これから5月にかけて各地で咲き誇る美しい花が、こんな厄介者だったなんてなんだか興ざめだが、他をおしのけてでも生きようとする力があるからこそ、異国でこれだけ繁茂できるのだろう。生命力こそ美、ということかな~

 

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1年目終了

2024年03月22日 | 日本語教育

 3月に入り、様々な学校で卒業式が行われている。Suさんの勤務する学校はでも、今月12日に数十名の生徒が旅立っていった。

この学校は原則2年制、Suさんの担当は、昨年夏・秋に途中入学してきた生徒たちだったので、卒業はまだ1年先。けれども17名の生徒たちは、3月で初級の学習を終え、4月からは全員新しいクラスに振り分けられる。

 ここから先のクラスは、進路希望先(大学学部、大学院、美術系大学・大学院)や習熟度の高さに応じている。彼らが日本で夢をかなえていくためには、今後どんな環境で学ぶのかは重要な問題だ。それぞれ新しいクラスに馴染んで、しっかり頑張って欲しいと思う。

 先日授業の一コマを使って、クラスのお別れ会をやった。

 全員でしりとり遊びをし、記念写真を撮った。

 そして、私から一人一人にメッセージを書いたカードを手渡しした後、彼らにも私にメッセージを書いてもらった。

日本語が得意な生徒は、日本語で頑張って書いてくれた

途中でクラス替えがあったため、メンバーの母語は全員中国語

 中国では、まだ「学校の先生は敬うべき存在」という意識があり、こういう時にはしっかり感謝の言葉を書いてくれる。

「先生の授業は、ユーモアにあふれていて、とても楽しかった」とか、「先生は、学生があるべき姿を真剣に説いてくれた」とか書いてくれていて、素直に嬉しい

 私にとって、本格的に日本語教師として働いた初めての年。良い生徒たちに出会えて本当に良かったと思う。

 4月からは、この子達ではなく、また新しく来日した子たちに初級の日本語を教える事になっている。また、感謝の言葉をもらえるように頑張っていこうと思う。

 

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町の講座で講師②

2024年01月27日 | 日本語教育

  町講座2回目、今日のテーマは「海外から来て、感じたこと・困ったことを尋ねてみよう!」

まずは、日本に在留する資格について簡単に解説

よく耳にする「技能実習生」については、少し詳しく説明した。

今回は、特定技能でバングラディシュから来日したSさんが参加してくれた。

 さっそくグループトークで、お話ししてもらう。

参加者のみなさんは、先週「やさしい日本語」のトレーニングをしているので、易しい言い方で質問をしてくれている。Sさんも、一生懸命日本語で話してくれた。日本に来て感じたこと、食べ物のこと、仕事のこと、いろいろな話題で盛り上がり、良い交流になった様子

最後は、グループディスカッション。今後どのようにして、町の多文化共生事業を進めていくかアイディアを出してもらった。

 

 2日間の短い講座ではあったが、参加者の方々のアンケートでは、多くの方から「有意義だった」という評価をいただき、私も一安心。

今ふだんは、この町を離れてくらしているが、いずれはここに帰ってくる。終の棲家を住みよいところにするため、もっともっとがんばんなきゃね

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町の講座で講師①

2024年01月20日 | 日本語教育

 昨年春、町役場から依頼があり、こんな講座を開催することになった。

 一年半ほど前、小規模ながら町で日本語教室(ボランティア)を開くことになったことを報告した。

 

日本語教室スタート - Suさんの学球日誌

今月初め、県主催のオンライン講習が終了。我が町の多文化共生プロジェクトチームからは、すーさんをはじめ数名のメンバーが参加し、今後の活動の指針となるような知見を得...

goo blog

 

 数名のスタッフさん・生徒さんとで続けていたが、様々な困難があり、残念ながら今は休止状態にある。

安定して活動を継続していくためには、スタッフさん・生徒さんともに人数を増やしていく必要がある。とりあえずスタッフさんの養成が先では?と考え、この講座を行うことになった。

 人口2万人ほどの小さな町で、大した宣伝もしないで参加者が集まるのか?と不安だったが、募集定員15人のところ11人集まったとのこと。

これは頑張らなければ、とSuさん先週は頑張って準備をした。

 2回シリーズの講座で今日は1日目、概要は以下のとおり。

1 在日外国人数増加についての理解

 

 2 本講座の目的

3 参加者同士の関係づくり

 本講座の重要な目的は、こころざしのある人どうしが相互に連携することだと説明すると、みなさん積極的に自己紹介を行ってコミュニケーションをとって下さった。(嬉しい!)

4 後半は、外国人の方とコミュニケーションを取る大事な技術・「やさしい日本語」についての研修

現在さまざまな自治体で「やさしい日本語」についての冊子を作成している

ふだん我々が使っている日本語を、どうすれば易しくできるかを解説

大事なことは、以下に示す「難しい言葉」を使わないようにすること

とても長くて複雑な文章も、ワセダ式で分かりやすくなることを体験

 

2時間、大変良い雰囲気で講座終了。おかげさまで、参加者のみなさんからは高評価をいただいた。

2回目は来週実施、今週おぼえた「やさしい日本語」を早速使って、外国人住民の方々にインタビューする予定。

来週もうまくいきますように!

 

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