福井県鯖江市の西山公園。
この時期、市内を見渡すなだらかな丘を覆う5万株のツツジが出迎えてくれる。
その数、日本海側屈指と言われるだけあって
丘全体を彩るように咲き誇るツツジは何度見ても圧巻だ。
北陸三県でもこのところコロナ感染者が増えている。
この時期に訪れるのはどうかとも思ったが、
過去の経験から、午前7時ころならまだ人もまばら。
また、他の来園者との間隔をとるなど
充分な配慮の上、行動しようと決め、訪れた次第だ。
ちょうど満開、さらに二日間降り続いた雨が上がった後とあって
深緑の中、色とりどりの瑞々しい光景が広がっていた。
これだけのツツジを咲かせる関係者の努力は並大抵ではないはずだ。
だが、聞いたところによると
昨年はこれほど見事な光景ではなかったらしい。
人出を避けるために開花を抑制したらしいのだ。
また、今年は例年通り咲かせたものの
60年以上も歴史のある「つつじ祭」は去年に続いて中止されたという。
祭を楽しみにしている地元の方々にとって残念なことだったに違いない。
来年こそはこの騒動に終止符を打って
このすばらしい光景を心置きなく
地元の方々とも声かけあって楽しみたいものだと思う。