はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

国道(酷道)308号線のお話をしましょう

2015-04-06 11:45:11 | 国道の旅
「いま街道歩きがおもしろい」でも、国道308号線に少しふれましたが、「暗越奈良街道」の峠越えの所は、この道と重なります。
大阪から奈良に車で行くには、阪奈道路(元は有料道路でした)か、今なら第二阪奈有料道路(308号線のバイパスです)を使えば、短い時間で行けます。
もし、有料道路を通るのがいやだという人は、遠回りになりますが、阪奈道路を通ることをおすすめします。
なぜなら、国道308号線は、「酷道」マニアにとっても、有名な国道なのです。

(国道を示すおにぎりかんばん。)

大阪市内から伸びてきた308号(市内は幹線道路です)は、近鉄電車のガードをくぐった所から、いよいよ本領を発揮します。

(登り口の道標。 はじめだけ一方通行です。)


(すぐに、こんな登りになります。すでに離合困難!)


(急傾斜のS字カーブ。慎重に行きましょう。)


(ヘアピンカーブ。まるで巨大すべり台です。)


(有名な分かれ道。もちろん左が国道です。)


(やっと峠に着きました。石畳の舗装路です。)

峠に着いて、ほっと一息です。奈良県側はしばらくは、なだらかな道が続くのですが、集落が近づいてくると、また「酷道」に変身です。

(奈良県側も負けていません。細い国道が続きます。)


(伊勢街道の風情を残す道です。)


(国道168号線との交差点の標識)


(その交差点の進入口にある標識。幅1.8メートル以上は通行不可です。)


(近鉄生駒線の踏切を越えて、まだまだ308号線は続きます。)

このあとも、狭い道は続きます。尼ヶ辻の近鉄橿原線の踏切を越えたあたりから、やっと広くなり、やがて三条通りを走って、国道24号線と出会うところで終点となります。

いかがですか。なかなかの「酷道」だと思いませんか。日本には、まだまだたくさんの「酷道」があるようですが、私は、あまり走りたくはありません。運転に自信のある人や、度胸のある人は、ドライブに出かけてみてはどうですか。