はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

北浜あたりをぶらり (ビルヂングめぐり)

2015-04-21 17:43:02 | 大阪のまちをぶらり
北浜周辺には、クラシックなビルがたくさんあると聞いていたので、18日の土曜日、久しぶりの快晴の中を自転車にまたがってビルウオッチグに出かけました。
難波橋(なにわばし:ライオン橋の愛称で呼ばれています)を渡ると、すぐ目に飛び込んでくるのが、「大阪証券取引所旧市場館」です。

(堂々としていて、いかにも証券取引所というイメージです。)
北浜は、江戸時代から、両替商、米問屋、米仲買が集まる金融の中心地でした。明治27年に初代の取引所が建ち、昭和10年に2代目の建物(写真)が建てられました。株式のことは、よくわからないので次に行きましょう。

大証から土佐堀通りをはさんで見えるのが、現在「北浜レトロビルヂング」という名で呼ばれている、旧桂隆産業ビルです。これは、明治45年に建てられたもので、いまでも「北浜レトロ」という名の純英国式ティサロンとして営業しています。ポットの看板?がお洒落です。

(両側のビルが背が高くて現在的なので、華麗な洋館のイメージです。)

堺筋は、かつては大阪のメインストリートでした。市電も走っていました。(今も地下鉄が走ってますが。)
堺筋を少し南に行くと、右手「新井ビル」が見えてきます。このビルは旧報徳銀行大阪支店として、大正11年に建てられました。

(クラシカルなビルヂングです。大正時代の雰囲気がただようイメージです。)
ここも、洋菓子の五感GOKANのお店として営業しています。2階がケーキサロンになっていて、大正ロマンを感じられるそうです。
その向かいにあるのが、「旧三井銀行大阪支店」です。新古典主義っていうらしいです。昭和11年の建物です。
現在は、三井住友銀行の大阪中央支店として営業しています。

(頑丈そうな、いかにも銀行というイメージです。)
その向かいにあるのが、「高麗橋野村ビルヂング」昭和12年の建物。1階はサンマルクカフェとして営業中。

(なかなか渋い、昔の百貨店というイメージです。)
堺筋をもう少し南に行くと、右手に見えてくるのが「生駒ビルヂング」です。昭和5年の建物です。時計台もあります。(そうなんです。生駒時計店の建物です。)

(アールデコ調の堺筋のシンボル的なイメージです。)

堺筋を少し走っただけで、たくさんのクラシックビルと出会えました。少し通りを中に入ると、まだまだありますが、このあたりで終了とします。
それにしても、大阪は大空襲で焼け野原になったのですが、これらのビルは戦争の生き証人といえるんでしょう。