はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

塚口あたりをぶらり

2015-04-15 16:43:38 | 知らない街をぶらり
なぜ塚口かというと、そこにある園田女子大学のシニア専修コースの学生なのです。(もう4年目になりました
阪急神戸線の塚口駅で降りて、15分ほどのところに学校があります。
早くから生涯学習に力を入れている大学で、学んでいるシニアも多いです。(80歳を越えている方もいますよ。)3年間の専修コースの後は、研究生として引き続き学び続けることができます。

(大学のシンボル、ケヤキアベニュー)

阪急塚口駅西口を出ると、すぐの所に、近松門左衛門さんのモニュメントが建っています。(尼崎市内には、近松門左衛門さんに関する記念碑が多いです。)ここにあるのは、愛用したと伝えられる硯石と「曾根崎心中」の床本(浄瑠璃の本)をモチーフにしたものだそうです。JR塚口駅近くの広済寺には墓所があります。


私は、大のカレー好きですが、なんとカレーの美味しい店が、阪急塚口の駅前にあるのです。店の名前は「アングル」です。こくのあるカレーで、ビーフカレーはお肉たっぷりです。


そして、最後は鉄道の話です。朝日新書から出ている『鉄道でゆく凸凹(でこぼこ)地形の旅』今尾恵介著に、阪急塚口駅のことが出てきます。日本各地の峠越えやカーブのことを書いているのですが、「鉄道カーブ名場面50選」の中に「おそるべし半径60メートルの直角曲線(阪急伊丹線 塚口駅)」と題して「箱根登山鉄道とか大井川鉄道井川線などの特殊な鉄道ならともかく、車長19メートルの普通サイズの電車が走る路線としては、阪急伊丹線の塚口駅を出てすぐの半径60メートルは例外的にきつい。この区間は制限時速わずか15キロで、キイキイと車輪を軋ませながらのカーブ通過は印象的だ。神戸線も伊丹線もこの駅前後の区間は直線がずっと続くので、地図で見ると「直角カーブ」の印象はさらに強まる。」
と書かれています。


実際に現場に行ってみると、そんなに急カーブには見えませんが、駅に出入りする車両は、かなり傾きながら、キイキイと悲鳴をあげながら発着していました。




もっと他にも塚口のいいところがあると思いますので、また大学の行き帰りにゆっくり歩いてみたいとおもいます。