はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

天下分け目の天王山にハイキング

2021-10-06 19:29:29 | 山歩き
天王山は標高270mほどの山ですが「天下分け目の天王山」として知られています。(天下分け目といえば関ヶ原に分配が上がりますが。)
大河ドラマ「麒麟がくる」では描かれませんでしたが、秀吉にとっては天下取りのターニングポイントになった場所です。

その天王山に、台風一過の晴天の下ハイキングに行ってきました。
本当なら信州の山に登りたかったのですが、二日後に内視鏡の検査を控えていたので遠征は諦めました。


天王山への登り口です。JRの踏切を渡った所にあるので、ひんぱんに電車が行き交います。天気が良すぎて白トビ連発でした。(この日はコンデジです。)




少し歩くと宝積寺に到着です。




そこからが本格的な山道になります。




途中に開けた所があり、大阪方面(島本町と高槻市)の景色が見えました。




登山道には「秀吉の道」という陶版画が設置されています。この登山道は、秀吉の道とも呼ぶらしいです。




こんな山道が続きます。




旗立松展望台までやって来ました。ちょうど眼下に見えるあたりで合戦がありました。




山崎合戦の様子が描かれた陶版画です。




山崎合戦で敗れた明智光秀は坂本をめざして落ち延びましたが、途中の山科栗栖で落ち武者狩りの手にかかって無念の死をとげました。(大河ドラマでは生き延びていたようです。)




時代は下って、幕末の禁門の変の戦いに敗れ天王山中で自刃した「十七烈士の墓」があります。




酒解神社までくれば頂上も近いです。




あと100mです。




登山口から約1時間で天王山の頂上に「とうちゃこ」です。




この木だけちゃっかり紅葉していました(笑)頂上でおにぎりを食べたら下山です。




下山は山崎聖天に下りる道にしました。下に見えるのは三川合流のあたりで、背割り桜で知られる堤防も見えます。




新幹線も走ります。山崎は交通の要衝でもあります。




山崎といえば竹も有名です。久しぶりに歩いたのですが竹藪が随分痛んでいました。いつぞやの台風の被害でしょうか?




山崎聖天まで下りて来ました。




山崎聖天から石段を降りて行くと、阪急電車の線路に出ます。その向こうはJRの線路です。




JRの貨物を撮り鉄しながら、阪急大山崎駅に向かいました。




阪急大山崎駅のホームから見上げる天王山です。低い山です(笑)




しばらく山歩きはしていなかったので、良い運動になりました。

※登山日 2021.10.2