告白
2010-06-08 | 映画
湊かなえ原作の同名小説の映画化。
主役は松たか子、
木村佳乃、岡田将生らが共演。
監督は中島哲也。
原作となる小説、
ベストセラー小説なので、
かなり多くの人に読まれていて、
既読者はおおよそのあらすじを知っています。
その人達が映画を見たときも
緊張感をもって見られるかどうか?
私自身、大まかな内容が、
映画を見る前から、分かっていても
映像になると視覚、聴覚を刺激して
本を読んでいる時よりも、
より強い衝撃を受けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/72/e5c75c2e0cac58dc36cd76647c57a6b4.jpg)
ストーリーの進行具合を知っていても
冷めた目ではなく、
緊張感もゆるむことなく
新鮮な気持ちで見ることができました。
…なので結構疲れました。
人間味の薄い人達。
むごくて傷ましい理由ゆえ
みんな狂っている。
あるいは狂わされている。
寒々しい雰囲気、
そんな空間で起こる、
恐ろしい出来事。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/9b/c4bbde896f924c2baf7663dc125e4f6a.jpg)
娘を失い復讐心のとりことなった
中学校教師を演じきった
松たか子の冷ややかな顔、
凄みを感じました。
映画終了後、観客は無言で
考え込んでいた様子。
重苦しい雰囲気でした。
本の感想は→こちらです。