明日の子供たち
舞台は児童養護施設。
そこで働く先生達、
そこで生活する子供達
ついて書かれています。
読みやすい物語で、
一気に読むことが出来ました。
児童養護施設で働く先生達をはじめ、
その他の登場人物も、
爽やかな個性の持ち主で、
児童養護施設について書かれていても、
そして厳しい現実がそのまま描かれていても
作者特有の軽快な雰囲気で覆われていて
暗さはなかったです。
明日を世界を担う子供たち、
子どもは未来の大人。
ラストシーンの奏子の見事なプレゼンは
心が揺さぶられました。
作者が児童養護施設をテーマとして
書いたことによって、
広く知られるようになったり、
読者に児童養護施設について
深く考えをめぐらせるようにさせたことは
児童養護施設のこれからにとって
いいことだと思いました。
そして良い方向に向かえばいいなと…