花ごよみ

映画、本、写真など・

明日の子供たち 有川浩

2015-01-24 | 本 あ行(作家)

明日の子供たち

舞台は児童養護施設。

そこで働く先生達、
そこで生活する子供達
ついて書かれています。

読みやすい物語で、
一気に読むことが出来ました。

児童養護施設で働く先生達をはじめ、
その他の登場人物も、
爽やかな個性の持ち主で、
児童養護施設について書かれていても、
そして厳しい現実がそのまま描かれていても
作者特有の軽快な雰囲気で覆われていて
暗さはなかったです。

明日を世界を担う子供たち、
子どもは未来の大人。

ラストシーンの奏子の見事なプレゼンは
心が揺さぶられました。

作者が児童養護施設をテーマとして
書いたことによって、
広く知られるようになったり、
読者に児童養護施設について
深く考えをめぐらせるようにさせたことは
児童養護施設のこれからにとって
いいことだと思いました。
そして良い方向に向かえばいいなと…






コメント (4)
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