凶犬の眼
映画化された『弧狼の血』の続編。
先輩刑事の大上が亡くなり
松坂桃李が演じていた日岡が今回の主人公。
日岡は呉原東署から
田舎の駐在署に移動。
穏やかな日々を過ごす中、
国光と出会う。
国光は敵対する組のトップを暗殺、
指名手配中の男。
国光は日岡にやり残したことがあるので
時間をくれと訴える。
国光とのつきあいを通し
日岡にある考えが芽生える。
日岡が国光と兄弟の契りを結び、
大上から譲り受けた
ジッポーのライターとともに
大上の遺志を受け継ぐような形に。
国光が魅力的な人物に
設定されているといっても
やっぱりヤクザはヤクザ。
共感もないです。
前作に比べて孤狼の血が流れる、
大上がいない分
すこしあっさり目の世界。
熱い心が読みとれる
前作の濃い世界の方が
心に響きました。