花ごよみ

映画、本、写真など・

スケルトンキー 道尾秀介

2019-01-12 | 本 ま、や行(作家)

スケルトン・キー

施設で育った錠也が主人公の物語のはずが…
物語の中頃に明かされた本当の主人公。

ラスト近い辺りから急展開。

ちりばめられた伏線、
登場人物の関係も
うまく作られ過ぎのような感じが…

必要以上に人が亡くなるし、
冷酷なサイコパスが多く登場する暗い話。

間戸村さんと、
園長にほっとしました。
サイコパスを自覚し、
自分をセーブするため
危険な仕事に就く
錠也の心が痛ましいです。

ラストに少しだけ明かりが見えました。
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官邸襲撃   高嶋 哲夫

2019-01-12 | 本 さ、た行(作家)

官邸襲撃

武装テログループが首相官邸を占拠。
人質となったのは
総理大臣、米国務長官、駐米大使等。

たった一人でテロリスト立ち向かう
日本初女性首相付きの
女性警護官、夏目明日香。

武装したテロリスト集団VS女性警護官。

日米政府間の連携の悪さから、
あらゆる作戦は失敗。

物語の内容としては結構よくある話。

テロ集団の探す人物、(プリンセス)は、
早い段階で分かりました。

スピード感のある展開なので
楽しく読めましたが、
単身テロリストに対し立ち向かうことになった
主人公がスーパーウーマン過ぎて
リアリティーがなく、
それゆえ安心して読めるという
利点もありました。



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骨を弔う  宇佐美 まこと

2019-01-12 | 本 あ行(作家)

骨を弔う

故郷で発見された人骨
小学生の時、山中に埋めた骨は
本当に標本だったのか?
いったいその骨の正体とは。
30年後、豊は骨の疑問を解くため、
昔の幼馴染達を訪ねる。

かつて仲間だった彼等、
時が流れ、それぞれが、
それぞれの問題を持ち
真実を解明していきながら、
本来の自分を見つけていく。

真実子は人骨を処分するため
わざと骨格標本を盗み出し、
土手に埋めておいて
本物の骨を仲間に遠くに運ばせた疑い。
やがて理由が明らかに。

ラストは予想外。
そして作者が女性ということが
分かりました。
事件解決と言うより登場人物が
生きてきた道筋を
辿るというストーリーです。



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