王妃の館

浅田次郎の小説を映画化。

監督は橋本一。

水谷豊 田中麗奈　吹石一恵 尾上寛之　
青木崇高　中村倫也 安達祐実
山中崇史 緒形直人 石丸幹二等が出演

「王妃の館」という高級ホテル
「シャトー・ドゥ・ラレーヌ」で
倒産しかけの旅行会社企画の
ツアーに参加した客が繰り広げるドラマ。

そのツアーには
ポジツアーとネガツアーというのがあり
ホテルを巻き込んでのダブルブッキングという
あり得ない仕掛けがありました。

主演は水谷豊。
『相棒』シリーズで杉下右京役の水谷豊が
ツアー参加者の一人、
作家の北白川右京を演じます。

北白川右京執筆の新作小説、
ルイ14世の物語が劇中劇として
同時に進行していきます。



原作は本を読みながら
吹き出してしまう箇所もあったりして
とても面白かったので、
楽しみにしていたのですが
映画はちょっと期待外れ。

キャラが立っている登場人物たちなので
笑う箇所もあるにはありました。

ツアー客の人数も削減。
色々と訳ありの事情を背負っている人物の
掘り下げがも少なく、
物足りなさを感じました。
人生の深みも描かれていませんでした。

時間に制限のある映画なので
まあ仕方のないことですが…

水谷豊の奇抜なファッションと髪型
よく似合っているのがおかしいです。



クレヨン役の中村倫也の女装はきれいすぎ。
ミチルの安達祐実は可愛かったです。
熱い警察官　近藤誠役の
青木崇高もよかったです。



ルーブル美術館、ベルサイユ宮殿、
セーヌ川などパリの風景。
衣装と景色、この二つは楽しめました。