花ごよみ

映画、本、写真など・

松花堂庭園

2016-02-08 | 古寺(花など)
松花堂弁当で知られている松花堂の庭園です。
園内は思いの外広くて、
観光客も少なく、靜かでいい雰囲気でした。


亀甲竹というユニークな形の竹です。




苔で覆われた緑の地面に映る
竹の影がきれいです。




手入れのよく行き届いた
きれいな庭園です。





椿園には色々な種類の椿が植えられていて
目を楽しませてくれます。






黒椿









梅が咲いていました。








水仙もひっそりと咲いていました。

京都府八幡市八幡女郎花

2月7日撮影




コメント (10)
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オデッセイ

2016-02-07 | 映画
アンディ・ウィアー作の小説
「火星の人」を映画化。

火星にたった一人だけ残された宇宙飛行士、
マーク・ワトニー。

マット・デイモンが
主人公のマーク・ワトニーを演じます。
監督はリドリー・スコット。



火星からの帰還を願い
極限状態の中でも、
いつもユーモアを忘れない。
やっぱり宇宙飛行士には
楽天的で強靱な精神が必要。

豊富な知識を駆使して
希望を失うことなく生き延びる。


水、窒素、空気を作ったり
ジャガイモを育てたり…
さすが植物学者!!
しかも通信方法を見つけたり
何でも一から一人でこなします。

原作「火星の人」 も読んでいます。
本だけでは理解できない場面もあって
上映を楽しみにしていました。

本を読んだだけでは火星の地形や景色
ジャガイモ畑、ハブ ローバー、宇宙服等、
文字だけでは想像に限りがありました。
実際の映像を見て納得。
そしてその映像は素晴らしかったです。

結構省略されていて
映画の方がスムーズに
生還したかのようにみえます。

やっぱり予測ができても
救出シーンはハラハラ、そして感動。
音楽の使い方も楽しくていい感じ。

マット・デイモン、
マッチョな体型から
ラストに近づくにつれ
すごいスリムになっていました。










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死都日本  石黒 耀

2016-02-06 | 本 あ行(作家)

 死都日本 (講談社文庫)

テーマは火山の破局的噴火。

主人公は火山学者。
噴火からの脱出劇です。

火砕流や噴石、火砕流サージ、
ラハール、土石流、降灰…
霧島火山帯に破局的噴火が起こってしまうと
本に書かれているのと
同じようなことになるのかと
思わせます。

これだけでは終わらず地震や
富士山噴火まで匂わせています。

火山灰による影響は
経済的破綻や食糧危機など
世界規模の破滅を起こしてしまいます。

天の岩戸遺跡など、
『古事記、旧約聖書』の引用は
物語に厚みをもたらしていました。

舞台になっている道は
一度行ったことがあるので
景色が目に浮かんできます。

この脱出劇、
火砕流の後は車のタイヤが焼けてしまい
現実には走行は無理でしょう。

壮大なスケール感の物語で
切迫した情景描写は怖いのと同時に
読み応えがありました。
ただ何十万の人が消滅したとか
あまりにあっさり書かれていて
リアル感はなかったです。

首相も事態を予測していて
作戦を立てたり対策を練ったり頑張ります。
首相の再生を描いた演説には
疑問をもちましたが…

主人公だから無事生還するはずと
分かっていても
ドキドキハラハラしました。

この物語の舞台になっている
霧島辺りの航空写真を見ると
火山の跡が月のクレーターのようで、
確かにいつ爆発しても
不思議ではないような気がしてきます。

コミックにもなっています。

昨日の桜島爆発的噴火の
ニュースにはドキッとしました。



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ナオミとカナコ  奥田 英朗

2016-02-04 | 本 あ行(作家)

ナオミとカナコ

ドラマの展開が気になって、
原作を読みました。

大学時代の同級生で
OLの直美と夫からDVを受け続けている
専業主婦の加奈子。

親友である二人は
加奈子のDV夫の排除を計画。
そして実行、二人で逃げます。

完璧かなと思われた計画が
実は隙がいっぱい。

こんなに甘い計画で
成し遂げられるのかなと思っていたら…
やっぱり。
ずさんな計画はほころびを見せ
次第に追い詰められます。

実行後日常的にDVを受けていた、
加奈子が解き放され
強くなっていくのがよかったです。

逃亡の至りはスリル感たっぷり!!
心の中でうまくいくように
応援してしまいます。

李社長が高畑淳子演じるドラマと同じく
いい味を出しています。

二人がどうなるのか、
ラストを読みたいのをぐっと我慢。
我慢も限界でちらっとは見ましたが…





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節分

2016-02-03 | 水彩画
今日は節分。
節分と言えば恵方巻き、
買いに行かなければ…


ベランダの鉢植えの梅のつぼみも
かなり膨らんで来ました。
開花が待ち遠しいです。











コメント (7)
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スクラップ・アンド・ビルド  羽田 圭介

2016-02-03 | 本 な、は行(作家)

スクラップ・アンド・ビルド

芥川賞受賞作

介護がテーマの小説。

主に主人公と祖父の会話で、
成り立っています。

祖父は生きているのが辛く
早う死にたかと繰り返し言います。

主人公の孫の健斗は
祖父の願いを手助けするため、
計画を立て行動をおこします。

介護状態の老人気持ち。
医療の進歩による長寿社会。

介護される者と、
介護するもの双方の気持ちは
理解できても答えの出ない現実。

この小説、表面上は重くはなくても
尊厳死や延命治療などを
描いていて結構深いです。

誰にでも必ず老いはやって来て
死からは逃れられない。

可笑しさの底に言いしれぬ
悲しみの存在が横たわっていて
何とも言えない
やりきれなさが漂っていました。



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