「アメリカ人の国民性がよくわかる英語」著者ディビット・A・セインを読みました。この著者の本にはネイティブならでの表現がいつもあるので図書館で見かけると必ず借りて読みます。今回借りた本はタイトルで示しているようにアメリカ人の国民性に焦点を当てているので、従来の語学書とは若干内容が異なっていました。
一番参考になったのは "That's not fair." が「これは子供の英語」で、大人は
"There ought to be a law."(違法にすべき、ちょっとおかしい)、"The playing field isn't flat." と説明されているところでした。
そして、complaining vs. bitching で、「苦情・抗議」と「不平」は別物との考え方はなるほどと思いました。
しかし、アメリカ人の好む言葉として "ASAP" があり、一方 "Slow down and smell the roses." の言葉も好むとあった個所は若干疑問を感じました。何故かと言うと、米国商品を多く扱う商社での私の経験では、ほとんど全ての発信メールに "ASAP" を使うのは日本人で、それに対してアメリカ人の方は、メールの内容が緊急対策を要するトラブルに関する場合であっても "Slow down and smell the roses." かどうだか分かりませんが、5時には帰宅し、日本人から見ると長期のバケーションを年に2~3度は必ず取る人が多いのは確かです。 まあ、何でもかんでも"ASAP" の英語しか出てこないのも問題ですがね。
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