今年最初に取材させていただいたのは、90歳のIさんです。
Iさんは、NTTに長年勤務され、退職後は郷土史家として活躍され、
文筆活動、油絵、書道などと多才な趣味の持ち主です。
今回は、日本の電信史上、重要な役目を果たしながら、
人々の記憶から消えようとしている
「大浜電信局」について、紹介していただきました。
大浜電信局は、大隅半島の南端、肝属郡南大隅町・大浜海岸に
ポツンと記念碑だけが残っています。
当時は軍事機密事項もあり、近隣の人々にも知らされることなく
歴史の中に埋もれそうになっていた、大浜電信局の歴史を
地道に資料を集めて、まとめて下さいました。
Oさんは「トンツー屋(モールス通信)」の誇りを大切にしています。
既に死語となってしまった「モールス通信」ですが、
仲間も高齢化した現在、今のうちに当時の事をまとめておきたい。
とおっしゃってました。
「次はそれを話題にした番組を作りませんか」
とお願いしましたが、
「んにゃ、もうだれたがよー」と。
どう見ても80代前半にしか見えない、
万年青年のIさん、頑張ってくださいね。
画像はサイトより拝借