2015年6月25日 (木)
岩国市 会 員 角 智之
わが家では山菜の行者にんにくや鳴子ユリ、ウドなどを育てている。なかでも「うわばみ草」は栽培が簡単で、よく増える。
名前の由来は山奥のうわばみの出そうな所に自生しているからだという。だが生えている場所がすべて山深い所ではない。水田のそばや谷水が流れる湿った場所で見ることができる。
おすすめの調理方法はテンプラで、サッと揚げ、好みで天つゆやマヨネーズなどで熱いうちに頂く。えぐみもなくサクッとした歯ごたえが食欲をそそる。
最近は、ワラビやゼンマイも随分少なくなった。身近な山菜に目を向けてみたいと思う。
(2015.06.25 毎日新聞「はがき随筆」掲載)岩国エッセイサロンより転載
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