5月上旬の「はがき随筆」に八代市の方が、上棟式の話を書いていた。読み始めて「しとぎ餅」の言葉に目が止まった。北九州生れの私は「餅まき」しか知らない。「しとぎ」についてインターネットで調べてみた。上棟式でまく紅白の餅を熊本・大分では「しとぎ」と呼ぶ。東北地方では、今も「しとぎ餅」が売られている。「しとぎ」とは餅が「もち」という言葉になる以前の言葉らしい。
自宅付近にも新しい家が建っているが、最近は上棟式をほとんど見ない。「しとぎ」どころか「餅まき」という言葉も消えていくのだろうか。
鹿児島市 高橋誠(67) 2018/9/20 毎日新聞鹿児島版掲載
自宅付近にも新しい家が建っているが、最近は上棟式をほとんど見ない。「しとぎ」どころか「餅まき」という言葉も消えていくのだろうか。
鹿児島市 高橋誠(67) 2018/9/20 毎日新聞鹿児島版掲載