開発が進む市街地の小さな古民家に孤独な老人が一人暮らし。
来客も無く、秘密の多い生活態度で、外部から窺い知る事は不可能だった。
朝の散歩が日課で、唯一の世間との接点、雑談することも無く、笑顔で目礼する。
散歩姿が無いので、ご機嫌伺いすると、90歳を超える老婆が寝床で大往生。安らかな死顔だった。
2DKに卓袱台と箪笥、冷蔵庫、洗濯機、僅かな炊事道具とラジオ、そして小さな仏壇が財産で、裏庭にトマトが実っている。
箪笥の中に数千万円の現金を発見する。
戦争未亡人で、戦後60数年遺族年金で暮らしてきた。
近所の若夫婦は「高額年金は不公平、政治の貧困」と語り合う。
老齢年金のオイラは、目に涙、老婆の生活態度に多くを学ぶのである。
来客も無く、秘密の多い生活態度で、外部から窺い知る事は不可能だった。
朝の散歩が日課で、唯一の世間との接点、雑談することも無く、笑顔で目礼する。
散歩姿が無いので、ご機嫌伺いすると、90歳を超える老婆が寝床で大往生。安らかな死顔だった。
2DKに卓袱台と箪笥、冷蔵庫、洗濯機、僅かな炊事道具とラジオ、そして小さな仏壇が財産で、裏庭にトマトが実っている。
箪笥の中に数千万円の現金を発見する。
戦争未亡人で、戦後60数年遺族年金で暮らしてきた。
近所の若夫婦は「高額年金は不公平、政治の貧困」と語り合う。
老齢年金のオイラは、目に涙、老婆の生活態度に多くを学ぶのである。