職人と学者 2007年03月07日 10時05分06秒 | 随想 建築の世界には宮大工の西岡常一と東京大学の丹下健三がいた。職人と学者である。西岡は薬師寺の伽藍を復興して、丹下は東京オリンピックの代々木体育館の建設で有名である。西岡は伝統工法による木造建築で、丹下は近代工法の学問で鉄を使った建物を造ることで、人に感動を与えた。社会で働きながら体験を積み重ね技術を取得して、自分の仲間で造る職人も、理論で設計図を描き、赤の他人に作らせる学者も建築物を創る事が出来る。 . . . 本文を読む