さらば年賀状 2010年12月24日 07時16分36秒 | 随想 本棚の[一戔五厘の旗]なる本を手に取る。今は亡き親の蔵書だった。昭和46年の花森安治の著書。 戔は銭で百分の一円、厘は千分の一円の補助貨幣だが昭和28年に使用禁止。 一戔五厘は明治32年から昭和12年までの葉書の値段。当時は徴兵するのに葉書一枚で事足りた。 年賀状はその頃以来の正月の行事として定着した。兵隊さんと年賀状は同じ価値だった。 昭和12年に二銭、46年は七円、56年四拾円、平成元 . . . 本文を読む