東日本大震災の自然の猛威に万物の霊長の無力さを痛感した。そして老人の常識が通用しない世間に不安が増幅する。いまや恐怖に変わり不眠症になる。
薬代わりの焼酎の酒量は日々増加する。
体調不安で医者に行く。心臓肥大と宣言される。血液を浪費する箇所があるからポンプ役の心臓がデカクなる。
肺ガン、大腸ガン、胃ガン、これはいかん、精密検査を重ねるが異常無し。
焼酎で深酒、心臓の鼓動が烈しく、なかなか元に戻らない。死の恐怖を実感する。
死に勝る不安は存在しない。死の恐怖を逃れる為に焼酎を止める。断酒宣言である。
