悪銭身につがず 2012年02月29日 04時27分01秒 | 随想 千円札がある。 百円玉10個と思う人は大切に使う。 一万円札の一割と見る人は粗末に扱う。 千円札は千円の価値でそれ以上でも以下でもないと思っているだろう。 日本武尊の千円札は戦前の最高額紙幣だった。 戦後登場したインフレ対応の千円札は聖徳太子、少欲知足を推奨する仏教の擁護者。 伊藤博文・夏目漱石・野口英世と顔が変わるに伴って高度成長の物欲社会になり、黄熱病でなく金欠病で瀕死の重症。 ギャンブルの百円玉で万舟的中した中の千円札で無く、質素倹約の積み重ねの千円を思い出す時と思うのである。 « 東京は甘えん坊 | トップ | 面白くない接客会話 »
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