修験道すなわち山伏の聖地、奈良県の大峯山の麓の洞川温泉に遊んだ。土産に購入した胃腸薬の陀羅尼助の主人は本山の醍醐寺の一等吹螺師だった。修行の際には重要な役回りをする高位の宗教家なのだろう。
世間の法螺吹き、大げさなでたらめを言ったり、大言を吐いたりする人、とは解釈が違う。
絵に描いた餅の新国立競技場で五輪の開催権を獲得したり、オバマの要請で集団的自衛権の行使を可能にする違憲解釈する某国首相は法螺吹き、亡国の進軍ラッパ。
大峯山の覗き修行で地獄を見たら、法螺吹きが吹螺師に変心するだろうか。無理だろう、心の修行より金勘定を優先する頭脳構造だからである。