大企業が広告媒体として優秀なスポーツ選手を採用してチームを作るのが実業団、アマチュアスポーツを後援する。
日立物流の設楽啓太の弟のHONNDAの悠太選手が東京マラソンで日本記録を更新したから連盟は一億円の報奨金を贈呈する。
屋外の地形・気候・季節等で競技環境が激変するマラソンは大会参加選手の相対比較の優劣、日本記録に価値が有るのだろうか。
会社員として業務に精励し報酬を稼いでいて、副業のマラソンで大金を手にするなら、仕事に身が入らずマラソンに励むことになり、企業活動は人手不足で労務倒産の危機だろう。
2020年東京五輪で金メダル獲得の為の手段の様だが、戦後の食糧不足の時に世界記録を連発した水泳の古橋広之進、ベルリンの大江季雄と西田修平の棒高跳びの銀銅メダルの分割併合、五輪金メダルと無縁の美談を思い出す。
五輪が金至上主義の経済戦争の修羅場と化し、プロスポーツ化したなら虚業団だろう。