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風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

内密と公然の仏像

2015年03月04日 09時35分54秒 | 随想

王族の栄耀栄華を極める釈迦、出家して苦行する釈迦、悟りを開いた釈迦がいる。

富裕の人生、貧困の人生、共に苦しいから一切皆苦である。富裕で無く貧困で無い中道が寂静涅槃、人間は決して一人では生存不可能の諸法無我、母なる大地、父なる宇宙は絶えず変化する諸行無常、仏教の四法印。

諸行無常は大日如来、諸法無我は阿弥陀如来、寂静涅槃は釈迦如来と割り振ったりするが、すべて釈迦の教え、仏教の三法印、故に三仏は同じ仏。

奈良時代の仏教伝来時に本田善光が拾ったモノは仏像なるモノで無く仏教だった、形が無いが故に善光寺の本尊は内密仏。

仏教が祖国を救う光、永遠に栄える願いを込めるなら、無量光、無量寿の仏の阿弥陀様を公然仏として前立本尊となるのだろう。


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