コンニャク芋の栽培を手伝ったら欲しければあげるとの事だった。
恥ずかしながらコンニャクが芋からとは、お釈迦様はご存じだろうが、実は知らなかった。
ネットで調べ、田舎の婆さんの製造過程の動画を見て勉強し、挑戦した。試作試食を繰り返したら美味しく、好評で調子に乗って製造し、その量は15キロを超えた。
テトロドトキシンのフグ毒と同様にコンニャク芋にも毒がある。
学問的な犯人はサトイモ科の根菜類には多少なりとも存在するシュウ酸とシュウ酸カルシウムで炭酸ソーダによる中和と60度以上の長時間煮沸で除去でき、主成分の多糖類マンナンが炭酸ソーダで寒天やゼラチンとは違う不可逆の高分子に変わりコンニャクの完成。
コンニャクは体内で消化される事無く通過する栄養価ゼロのジャンクフード、なぜに人気があるかと言えば、生臭ご法度の精進料理で刺身の代役を務めるから仏教国では貴重な存在。
トランプの保護主義を見習い、西洋ジャンクフードをコンニャクで駆逐すれば肥満児が減少し、仏心豊かな子たちで満ち溢れ、祖国の未来は光り輝くだろう。