風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

ある日の事件

2012年10月18日 07時29分27秒 | 随想

初夏に種を撒いた枝豆の収穫手伝いの為に、車で15分程の矢作川の対岸にある農家に行き、空地に駐車し農作業に勤しんだ。農家のお婆さんの友達の80歳近い老婆が近くに軽ライトバンを停める。前部を電柱と接触して凹ましたと語る。

さよならと挨拶して帰る様である。戻ってきた老婆が、ごめんなさい、黒い車の尾灯を破損しました。私の車である。保険を使わず、支払いますから直して下さい。

しかし広大な空地で接触するなんて信じられない。元気の無い老婆が気の毒と思い、友人の修理屋に中古部品での交換を依頼する。

翌日、修理の請求書を持って農家を訪れると老婆は脳梗塞で入院した事を知らされる。請求金額を見て主人は即座に代理支払いをして下さる。そして新品の部品で良かった。老婆は豪農の隠居だから金は有り余っている。

人は外観では分からない。車は部品交換で直るが、老婆の脳梗塞は大金を投入しても修復が可能か如何か不明だ。

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