風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

起死回生のコンクリート 797号

2009年12月23日 08時03分49秒 | 随想
伊吹山は海底火山でサンゴ礁に囲まれていた。地殻変動で隆起し山地を形成した。故にコンクリートの原料の石灰岩が産出する。琵琶湖の畔の秀吉の長浜城、鉄砲の里・国友から採掘跡が無残な姿を曝している。

コンクリートは何に変身したのか。

オイラの生まれた昭和19年3月に武智丸なる輸送船が進水した。鉄筋コンクリート製である。敗戦濃厚な鉄の末期的資源枯渇の苦肉の策だった。

恵まれた時代にはコンクリートは似合わない。世界恐慌を克服したルーズベルトのニューディール政策の目玉がコンクリートのフーバー・ダムだった。

コンクリートは終末の起死回生の防波堤である。平時は浪費しないのが肝心。武智丸は安芸の安浦漁港の防波堤になっている。

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