風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

忖度で横綱引退

2017年11月30日 19時28分16秒 | 随想

日本伝統文化の大相撲、モンゴル勢の親睦会でモンゴル人横綱三人が存在した場で横綱白鵬が同郷の平幕・貴の岩がパワハラされ、師匠の日本人横綱だった貴乃花親方の教えを守り反抗的態度をしたと忖度した横綱日馬富士の暴力沙汰となり引責して現役引退する。

安倍一強政治と同様におごりのある横綱白鵬は日本相撲協会の規則を無視して独断と偏見で勝手な所作や言動は醜さの極み、農耕民族の相手を思いやり、自分の思いを控える謙譲の美徳が皆無。

大相撲は個人の格闘技ではない。

親方、年寄、勝負を裁く行司、土俵の構築や力士の呼び出しや競技の進行をつとめる呼出、力士の髪を結う床山、および若者頭、世話人など華やかな舞台を演出する裏方が奉仕するから優雅な活躍舞台を与えられている。

40回も優勝して富を独占したことに対する怨みは力士全員に保有されている。日本人力士は如何にして怒りを抑えているのだろう。

比叡山の最澄さんは言っている。

怨を以って怨に報いれば、怨止まず。徳を以って怨に報いれば、怨すなわち尽く。

遊牧民族の横綱白鵬がこの哲学を理解できるとは思わない。

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