岐阜県瑞浪市大湫町の大湫神明神社のスギ(高さ約40メートル)が最近の豪雨で樹齢1200有余年の神木で県の天然記念物が倒木した。
50年に一度の豪雨と気象庁は警鐘を鳴らすが、実は平安朝以来の豪雨で、万物の霊長から進化した経済野獣が数十年で自然破壊を徹底した結果に対し、神は成す術もなく降参したのだろうか、人類の勝利だろうか。
貴族階級の欲望で荒んだ都市を嫌悪し、比叡山の伝教大師最澄を欣求した桓武天皇の思想を学ぶときだろうか。
伝教大師は山川草木悉有仏性を説き、人類の人類による人類の為の世間と思う錯覚を否定した。
万物の霊長の錯視で環境破壊した地球を人類の英知を結集しても対策が見つからないコロナ禍の時期を好機と捉え、逆転の発想が望まれる。