
静岡県との協議が難航しているリニア中央新幹線について、JR東海の金子慎社長は、2027年の東京・名古屋間の開業は難しい「この計画が持つ使命に加え、政府や沿線自治体の思い、また、自社の社員、それに工事関係者も頑張っているといったことを考えると大変残念だ」
このコメントがリニア中央新幹線の問題点を社長自ら指摘している。
工事に伴う受益者には大変重要な問題なのだろうが、利用するこんな人達と呼ばれる国民にとっては令和10年3月末までに開業してもしなくても別に困らない。他の移動手段の選択肢は浜の真砂程あるのだろう。
この計画は手前勝手の暴挙で、利他を旨とする公共事業としては適切でない。
またコロナ禍で明白になったが、移動する国民は不要不急の旅が大部分で、JR東海が優良企業であり続ける道は、実績ある安全高速の東海道新幹線を守り続ける事だろう。
飽くなき欲望の追求は破局の道で、己唯足るを知る、アクセル全開で走り続ける事を反省し、一度立ち止まって考える好機だろう。