風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

陸軍女性大将 310号

2008年06月26日 21時07分33秒 | 随想
意外な報道を目にした。レディーファーストの国・男女同権の先進国のアメリカで初めて女性大将が誕生したと言う。何で今頃の感が強いのである。

ブッシュ米大統領は、陸・海・空・海兵全軍を通じて史上初のアン・ダンウッディ陸軍中将を女性大将に昇進させ、陸軍のすべての物資の備蓄を担当している資材軍司令官に指名した。四ッ星の最高位の軍人である。米軍の女性兵士は約19万4000人で全体の約14%。女性将官は57人で、このうち中将はダンウッディ氏含め5人しかいない。

キリスト教は、激しく男尊女卑の宗教で、旧約聖書の創世記の2章では女性イブは人類の祖アダムの肋骨から創造されたという記述があり、まさに女性は男性の従属物であるという思想が見られる。3章は有名な禁断の果実の話だが、イブが蛇の挑発で食べた善悪の知識の木の実が人間の原罪の始まりとし、女性を犯罪者にしている。

お釈迦様は、女性は、汚らわしくて臭く、悪口をたたき、浮気で、嫉妬深く、欲深く、遊び好きで、怒りっぽく、おしゃべりで、軽口であるとし、女性軽視の発言をしている。

キリスト教も仏教も、女性の魅力の虜になると、理性を喪失させ、男を野生の獣にする恐ろしい存在である事を指摘している。妖艶な女性は男には母なる大地(ガイヤ)と同じ偉大な存在に見えるのである。だから男のキリストも釈迦もパラドックスで脅威の女性を蔑視したのだろう。悪しからず。

女性は男の心理を踏まえ、男を指導すると、内助の功があるし、犯罪の影に女有りとなる。男は女性の魔力で如何様にもなる風見鶏なのが本性である。男の地獄・極楽は女性が決めるから責任重大である。かかぁ天下を選択するか、亭主関白を容認して亭主を手玉に取るかは女性の知恵である。

恐妻家のソクラテス、亭主関白の北大路魯山人。漫画「美味しん坊」の主人公・山岡史郎は恐妻家。父の海原雄山のモデルは北大路魯山人。

女性の優しさでアメリカ軍を指導したら、男の闘争本能が低減し戦争の無い平和な世の中になるのではないだろうか。その視点でアン・ダンウッディ陸軍女性大将に期待するのである。

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