目標に向かって過酷な過程を克服する娯楽がスポーツだろうか、夫婦二人三脚で六泊七日の列車旅を目論んでいる。
早朝の岡崎から、津軽海峡をさかまく波を乗り越えで、はるばる来たぜ函館に上陸 夕方の五稜郭から、札幌に深夜到着。
早朝の札幌から、特急宗谷で宗谷岬、特急宗谷で深夜に旭川。
早朝の旭川から、網走監獄、釧路湿原を通過して深夜に根室。
早朝の根室から、納沙布岬、特急おおぞら・北斗を乗り継いで深夜に函館。
早朝の函館から、青函トンネル・盛岡・秋田・余目・新庄を経由して夕方に上ノ山温泉。
早朝の上ノ山温泉から、芭蕉の閑さや岩にしみ入る蝉の声の山寺・立石寺を参拝、山形・福島・大宮・新潟を経由して夕方に岩室温泉。
早朝の岩室から、良寛さんの出雲崎を車窓から見て、柏崎・直江津・上越妙高・長野、特急しなので名古屋経由帰宅。
入梅前の梅雨のない北の大地を只管乗車の過酷旅が楽しみ、旅程は固まった。