西国三十三観音霊場の巡礼旅は平成七年水無月長命寺・観音正寺から二十年睦月施福寺、十三年で満願、四国八十八寺の遍路旅は平成十九年神無月の石手寺から平成二十六年文月繫多寺、7年で結願、共に順不同で気の向くままの巡拝。
西国は納経帳に日付が有り明確であるが、四国は記述は無く平成十九年から始めたブログに詳細記録が存在する。
厚い信仰心ではなく、遊楽心の為せる業で、道標に向かって只管移動する苦しみの後の達成感は無常の世の無上の喜びで、病み付きになる。
当面の道標は国鉄時代の最端駅で南の西大山、西のたびら平戸口は到達、残りの北の稚内、東の東根室を一挙一旅で達成感の歓喜獲得を目指している。
北海道はでっかい、列車本数の少ない長距離の盲腸線の往復は若者なら四泊五日だろうが、老人は介護人との同行二人の六泊七日の列車長旅で冥途の一人旅の前行なのだろう。