中国の文法による漢字で文章を書く漢文を日本文法で翻訳する。
梅開早春なる漢文、世間では梅、早春に開くと読むが、禅僧は梅、早春を開くと読む。
禅僧曰く、早春になったから梅花が咲くのではなく、梅花が咲くから早春。春という実体が先にあるのではなく、梅が咲く季節を春と呼ぶ。
こんな解釈をすれば、地球温暖化とか、異常気象とか、人類滅亡説とか大騒ぎする事も無い。
工業立国のサラリーマン社会になって以来、杓子定規な解釈が横行し、おおらかな心が無くなり、民心の不安を煽る論調が目立つ。
平年との相対比較を放棄すれば早い・遅いの優劣判断も消滅する。
