風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

禅僧の話

2020年08月16日 09時42分44秒 | 随想

朝5時から6時までNHK教育テレビで昨年放映された心の時代の再放送があった。22日(土曜日)の午後1時から再々放送がある。録画し6時から6千歩歩き、7時から再生して見た。

「禅の知恵に学ぶ」と題する6回連続の4回目「それと一つになる=作務・勤行」、静の禅(座禅)に対する動の禅(作務)言葉の禅(勤行)が題目。

内容は冊子で承知しているが、美濃加茂生眼寺の山川宋玄師の映像と言葉の話は分かり易く、時間の経過を忘れ集中して眼で見、耳で聞く事に集中した。

心を一つの対象に集中して動揺しない状態。雑念を去り没入することによって、対象が正しくとらえられるとする貪瞋痴の三毒を昧らます三昧の境地。

間の取り方、カタカナ表現が皆無、生粋の日本の禅僧で好ましく思える。

「一日作さざれば一日食わず」の作務は報酬目当ての労働ではなく修行だからなのだろう。西洋の「働かざる者食うべからず」は他律的で、東洋の仏教は自律的である点が相違点なのだろうか、その様な分別をしないのが禅の心だろうか。


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