JR高山本線が七月の西日本豪雨の被害から四カ月半ぶりに最後に残った岐阜と富山県境の不通区間・坂上~猪谷間の難工事を終了し週明けの21日に全線開通する。
同じJR東海の地方交通線である飯田線は頻繁に利用したが、本州で唯一の本線で地方交通線である岐阜~富山の225.8キロを青春18きっぷで一回全線乗車した記憶がある。
保存している青春18きっぷを調べたら、2007年(平成19年)12月10日・11日の事だった。
信州善光寺の門前町の中学同級会に最初にして最後の参加をした時の帰路、信越線と北陸線を乗り継いで富山から越中八尾の宮田旅館に宿泊した。当時は「おわら風の盆」に熱中していた。
翌日の上り列車は神通川・宮川を遡り高山駅、分水嶺の位山直下の宮トンネルを抜けるとそこは久々野駅だった。本線最高所の676m、益田・飛騨・木曽川の名所の中山七里・飛水峡・日本ラインを下るとディーゼルカーは岐阜駅に到着する。
特急・ワイドビュウ飛騨を利用しない普通列車は本数が少なく、接続が劣悪だから長旅になる。根性体力が衰退した後期高齢者は質素倹約の日々を暮らし特急列車旅を選択する事になるのだろう。