風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

山村で叶わぬ夢を見る

2013年11月14日 10時15分40秒 | 随想

霜月の慣例行事は南信濃の山村で市田渋柿の干柿造りの手伝い、今年も参加した。

早朝6時起床、朝食を頂き、7時から9時まで農作業、30分の茶飲み話に興じ、9時30分から正午まで農作業、昼食を頂き、13時から15時まで農作業、午後のお茶が30分、18時に作業終了、近くの温泉・御大の湯で入浴、夕飯を頂き、しばしの団欒、20時には就寝する。連続七日間繰り返して予定の数量を消化、農家は12日間で8万個の柿を干す。

異常気象の天竜川の河岸段丘の一部地域では春の霜害で全滅、柿の調達ができない異常事態、草木も眠る丑三つ時、柿暖簾を盗む悪党が存在する。

防衛の為に、農家は監視カメラを発注、警備会社は大儲け、その金で五輪の女子レスリングの応援をして浮かれる世間、美しい豊かな国・日本というなら異常論理。

質素倹約、勿体ないの精神を思い出し、上潮理論の異常を反省すれば異常気象も治まり、農産物はたわわに実り、犯罪のない世界一安全な国の復活が叶う夢を見るが、現実世間は悪夢の連続。

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