不器用な男とは、女性と話をするのが苦手、同時に複数のことができない、目を合わせるのが苦手、嘘を付けない素直で正直者、ものすごくシャイ。
大和男児は不器用な男だった。故に大和撫子は足らずを補う内助の功で援護した。
行司や呼び出しの不器用な男達で伝統の相撲文化を維持してきたが、ようやく不器用な男の横綱が誕生して日本国技に回帰するだろう。
相撲は格闘技と言うよりも、日本哲学の発露である宗教の行事に似て、その形式美に人々は感動する。
農耕民族の村の規範である義理人情が幅を利かす浪花節の社会で、西洋の合理主義では理解不能、奇想天外な事象が多々あるが、悪ではなく美である。