風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

高温多湿はカビの発生 606号

2009年08月01日 06時26分55秒 | 随想
梅雨の時期にカビが雑草の様に活動する長い歴史がある。

先人は自然を観察し、その助けを借りて、健康で文化的な生活を目指した。コウジカビの発酵食品、アオカビのペニシリンやチーズのロックフォール、白カビのカマンベールの恩恵・功徳にあずかる。

地産地消の行商の婆さんによる旬・季節感の提供はカビの悪戯とは無縁だった。そして秋の朝市には、仲間の松茸や椎茸・木耳が店頭を飾る。

上げ潮経済論は商圏を拡大し、カビの食品美観の破壊を嫌悪し、罪人扱いする。冷凍冷蔵、乾燥、真空包装はカビの生存を脅かし、食料の長寿命を可能にする。そして人類の叡智と自画自賛する。

風呂のカビも頻繁に掃除すれば存在しない。悪者にしたのは人間である。

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